1. HOME
  2. 売買ノウハウ
  3. 【マニュアル】新築戸建て契約から入居までの流れ ~入居の際の注意点~
売買ノウハウ

【マニュアル】新築戸建て契約から入居までの流れ ~入居の際の注意点~

“新築戸建て”を購入すると決め、無事契約も終了して夢のマイホームが待ち遠しい!
だけど、賃貸物件への引っ越しなら何回もあるけど持ち家への引っ越しは初めてで、何から手を付ければ良いのか分からない・・・
そんなあなたに入居前~入居後にやるべきことをわかりやすくお伝えします。

“新築戸建”引き渡しまで1ヶ月以上

“新築戸建” 引っ越し会社選び

繁忙期になるとあなたの希望通りの日程が組めない可能性が場合があります。
引っ越し会社によって値段がかなり違いますので、いくつかの引っ越し会社に依頼して見積金額を比較されることをおすすめします。
ただし、軽い気持ちで一括見積もりサイトを利用すると大量の電話とメールが届きますのでご注意を。

現在住んでいる賃貸住宅の解約手続き

住宅ローン審査の本承認がおりたら、なるべく早めに現在住んでいる住宅の解約手続きを進めましょう。
解約通知は解約日の1か月以上前までと決められている事が多く、もたもたしていると余分な家賃を払う事になりかねません。
賃貸住宅の管理会社・大家さんに早めに連絡してどのような手続きをするのか確認しましょう。

把握しておきたいポイントとして、入居時に敷金または保証金をどれぐらい入れていたのか賃貸借契約書を確認しておきましょう。
退去時には契約書に定められた原状回復費用等が発生します。
もし、敷金0円なんかで入居していた場合や、短期解約による違約金等が発生する場合は、想定外の費用が発生する事がありますので、注意が必要です。

解約の流れ
①管理会社や家主に引越しの報告をして、退去届などを提出
②電気、ガス、水道解約依頼
③退去前にお部屋の清掃
④退去の立会い、鍵の返却

“新築戸建て” インターネット回線、電話の手配

インターネット回線は、2~3か月ほど前からできるのならば予約した方が良いです。
手続きが遅いと折角引っ越しが終わっても新生活の始まりにインターネット、テレビが繋がらない状況が起こります。

工事までの流れ
①各事業者へ新規契約・契約移転の手続きをする
②新居へ回線を引き込む工事を申し込む
③新居の場所を伝え、必要があれば住所登録
④工事日の決定の確認
⑤物件の引き渡し
⑥工事立ち合い

新築住居が国道大きな河川が近くにある場所の方は、特に注意してください。近くに国道や大きな河川があると工事車を国道と橋に停めなければいけません。そうなると国土交通省へ国道申請や河川申請という申請が必要なんです。

新居の場所によっては、回線工事の許可が下りるまでに1ヶ月~2ヶ月かかることもよくあります。なので余裕をもってインターネットの手配をする事をおすすめします。

家具の処理と手配

〇現在住んでいる住居の掃除、家具の処分
現住所の掃除や不要な家具を選別しておきましょう。
不要な家具はリサイクルショップに引き取りをお願いしたり、引っ越し屋さんに一緒に処分をお願いする事もできます。
名古屋市内なら自己搬入という方法で処分も可能なので、詳しくは下記リンクをご参照ください。

〇新しい家具の購入
このタイミングで家具を新調するかは人それぞれですが、家具の購入も楽しみの一つです。
図面でもある程度寸法は分かりますが、新居で実際に採寸するのがベストです。

新築戸建て

“新築戸建” 引き渡しまで1ヶ月を切った頃

新築住居への転入届

住民票の住所変更や郵便物の転送手続きを行っておきましょう。

金銭消費貸借契約(ローン契約)の際に、銀行から新住所で取得した住民票の提出を求められます。
まだ引っ越ししていないのに住民票を動かして良いのか?とよく聞かれますが、銀行が新しい住所の住民票を持ってこいと要求するので用意するしかありません。
これは、銀行側からすると抵当権設定の際に登記名義人(あなた)の住所を旧住所ではなく新住所で登記したい、という理由があります。
これに対して市役所などの住民票を発行する側の役所は、引っ越しした後に住民票を移してください、と主張します。

基本的に総務省は「引越しから14日以内に、転出届を出すこと」と言っておりますので、銀行と役所では言い分が変わるのですが、実務上は引っ越し前に住民票を新住所に移す事がほとんどです。

この時にご注意いただきたいのが、次にご紹介する転校問題です。
住民票を移転すると同時に学校の転校手続きが発生しますので、通学区が変わる場合はタイミングに注意が必要です。

学校の転校手続き

公立の小中学校に通学中のお子様がいらっしゃる方は、転校の手続きが必要になります。
在学中の学校に連絡を取り、転校届についてお聞きください。

~手続きの流れ~

・在学中の学校に転校の旨と新住所、転校先を伝え、在学証明書と教科書給付証明書を発行してもらいます。
・引っ越しの際の転居届を提出するときに一緒に在学証明書を提出します。
・役所から転入学通知書を発行してもらいます。
・転校先の学校へ必要書類を提出します。

国民健康保険、国民年金の変更手続き

通常、住民票の移転と同時に手続きする事になります。
・健康保険 役所で手続きができます。

~必要な書類~
・転出する全員分の国民健康保険証
・印鑑
・年金 役所、国民年金担当課で手続きができます。

~必要な書類~
<本人申請の場合>
・国民年金手帳
・印鑑

<代理人申請の場合>
・国民年金手帳
・委任状
・代理人地震の印鑑、本人確認書

社会保険に加入されている方は勤務先に住所変更の手続きを依頼してください。(引っ越し後で構いません)

“新築戸建” ガス、水道、電気の手続き

ガス、水道、電気共に引っ越し前に利用していた各会社に退去する事を伝えてください。
ガスの注意点は、電気と水道と違い自分で閉栓、開栓することができません。閉栓の際は、立ち合いが不要な場合もあるが、開栓する際は必ず立ち会いが必要です。

〇エアコン設置
エアコンの設置は可能であれば、荷物の搬入が終わる前に設置しておきたいです。
エアコンの配管パイプを通すための穴を壁に開けるので、ほこり等が少なくとも出ます。
家具搬入前にはエアコン設置しておきたいところですが、夏場の繁忙期では1ヶ月ほどかかってしまうケースがありますので、余裕をもってご準備ください。

引き渡しまで2週間を切ってからすること

荷物の梱包

引っ越しの日時に合わせて梱包作業を始めましょう。
しばらく段ボールに囲まれる日々が続きます。

新居の傷、汚れチェック

ハウスメーカーによって異なってきますが、この時期に内覧会が行われます。内覧会とは、購入した住宅が完成した時に契約通りに建てられているのか、施工ミス、傷汚れの確認と設備機器や材料など説明を建設会社からしてもらうことを言います。
新居を購入してワクワクドキドキだと思いますが、しっかり建設会社の説明を聞き、施工ミスや傷汚れを見落とさないように確認しましょう。指摘した箇所につきましては修繕してくれるので遠慮なく伝えましょう。

手慣れたハウスメーカーではこの内覧会がない場合もあります。
内覧会が無いなんて不親切なメーカーだと思われるかもしれませんが、経験上、内覧会や建物立ち会いが無いメーカーの方が指摘するような傷や汚れが少ないように思いますので、意外に大丈夫だったりもします。

入居当日にすること

“新築戸建て” 電気・ガス・水道の開通

電気と水道に関しては、あらかじめ供給申請していると思いますので、もしも水が出ない、電気が点かない等があれば電力会社、水道会社にご連絡ください。
ガスに関しては当日の開通にあたって立ち合いが必要になります。
当日は、ガス機器が全て使用可能か確認します。コンロやファンヒーター等使用するガス機器を全て用意しておきましょう。
立ち合い時間は20~30分程度で終了しますが、立ち合いの開始時間は午前とか午後といったようなフワッとした時間指定しかできないケースが多いのでスケジュールには余裕が必要です。

近所への挨拶

新居に引っ越しするなら必ず近所の方に挨拶に行きましょう。
引っ越し等で交通の邪魔になったりしますし、なんといってもあなたの所有物になるわけなので長い付き合いになるのは間違いないです。
なるべく早めに近所の挨拶にいきましょう。

具や照明の設置

エアコンなど設置が終了したら家具を設置しましょう。
家具を移動してせっかくの新築を傷付けないように注意しましょう。
万が一の時のために、火災保険には家財保険も付保しておくと安心です。

引っ越し後の手続き

旧居の退去立会い、鍵の返却

家主の立会いの元で部屋の確認をします。立会いの際に過失がある部分の汚れや傷の告知をしましょう。
隠していても、後々、補修費用が請求される事になりますので注意しましょう。
立会いが終了したタイミングで鍵を返却しましょう。

免許の住所変更

警察書や運転免許試験場で手続きできます。

犬の登録手続き

引っ越し30日以内に手続きを行いましょう。役所または保健所で手続き可能です。
~持ち物~
・旧居で交付された飼い犬の鑑札

種住所変更の手続き

クレジットカード、銀行口座、会員登録しているもの等の住所変更をしましょう。

車検証等、自動車関連の手続き

●変更が必要な書類
・車庫証明(警察署または運転免許試験場)
・自賠責保険住所変更(保険加入代理店)
・任意保険住所変更(保険加入代理店)
・車検証(住所を管轄する陸運支局)
・ナンバープレート(住所を管轄する陸運支局)

~まとめ~

新築戸建の引き渡しまでの流れを説明しましたがご理解いただけましたでしょうか。
新築戸建の引越しは、今までの賃貸の引越しとは少し異なる事がありますのでご注意ください。
また地域や物件によって必要なことが異なる場合がございますのでご注意ください。

注目記事

オススメ記事

特集記事