
住宅ローンモデルケース4(年収540万円/自己資金0円)
住宅を買うには頭金がいる。
という都市伝説のような物が存在します。
頭金などいらない
確かに頭金があれば、月々の返済が安くなったりしますが、頭金を200万円入れたところで現在の金利水準で考えれば月々の返済が5,000~6,000円程安くなる程度です。
たしかに月の5,000円と言われれば大きく感じますが、現金200万円って大金ですから、感覚の違いはあるかと思いますが、無理して頭金を出すほどの効果は無いように思います。
弱冠27歳で名古屋市内の新築一戸建て購入
さて、今回は弱冠27歳という若さで名古屋市内の新築一戸建てを手に入れたお客様のモデルケースです。
必要資金
物件価格 | 4,000万円 |
諸費用(オプション工事費込) | 300万円 |
自己資金 | 0円 |
借入額 | 4,300万円 |
ローン審査申込人の概要
夫 | 妻 | |
年齢 | 27歳 | 27歳 |
職業 | 正社員(大手企業の子会社) | 専業主婦 |
年収 | 540万円 | 0円 |
勤続年数 | 8年 | |
既存借入 | 200万円(車) | なし |
ローン審査に学歴は関係なし
年齢と勤続年数をご覧いただければ分かりますが、高校卒業からずっと同じ企業で勤務されています。
なんとか安く買いたいという事で、かなり早い段階で当社にご相談いただいておりました。
良いタイミングを計って購入申込みを入れたので、良い買い物をしていただいたと思っています。
さて、このお客様ですが、1点問題がございました。
車のローンが残っているという難関
車のローンが200万円ほど残っていたのです・・・(厳しい)
自己資金も無いため、車のローンを完済するのも難しい・・・・(厳しい)
車の返済金額を計算すると、数字上ギリギリか、少し無理があるか・・・
というところでしたが、取引先の銀行にも相談したところ
なんと
この車のローンも含めて面倒を見ます!という豪快なご対応をいただきまして。
無事に自己資金なしでご購入いただく事に成功致しました。
(自己資金なしと言うものの一時的に手付金の50万円はご用意いただきました)

頭金は出さない人がほとんど
はっきり言って20代、30代の若い方に貯金なんてほとんどありません。
実家に住んでいるとか、結婚前から貯めているとかでないと、なかなか貯まらないものです。
だからと言って、頭金を貯めてから住宅を買うなんて、家賃を払いながらそうそう簡単に出来るものではないと思うんです。
「この返済額じゃ払っていけるか心配、だからもう少しお金を貯めてから検討します」
という方がいらっしゃいますが、まるで現実味がない。
100万円貯めるのに月3万円づつ貯金しても3年かかる現実
失礼を承知で言いますが、今100万円貯まってない人が3年経てば100万円貯まっているとは到底思えません・・・
生活を我慢しながら貯金するもよし、貯金しているつもりで住宅ローンを払うもよし。
あなたはどちらを選びますか?
ローン審査の結果
本題に戻りますが、このお客様の実際の返済額がこちら。
借入額 4,300万円 借入金利 変動0.7% 返済額 115,464円
借入額を抑えるために銀行の保証料を金利内包型(金利に0.2%上乗せして払っていくタイプ)にしましたので、0.7%ですが、実質0.5%みたいなもんです。
賃貸の時よりも月額3万円ほど増えたようですが、お子様もお二人という事で成長に伴い住み替えが必須だったので問題ないとの事でした。
月々の支払いよりも手元の現金が無くなる方が現実的に無理と仰っておりましたが、本当にその通りだと思います。
このお客様は車のローンを抱えたまま諸費用まで借りるという難易度の高い住宅ローン取組ではありましたが、我ながら良い住宅ローンをご紹介できた案件となりました。
銀行からのキックバック?
たまに勘ぐってくる方がいますが、銀行からキックバックなどはありません。
ビックリするぐらいありません。(たまに銀行名が入ったティッシュとかタオルをくれます。)
お客様にはそれぞれ最適な住宅ローンを組んでいただける銀行をご紹介しておりますので、安心してご相談ください。
まとめ
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
今回は頭金0円で住宅を購入した方の話でしたが、いかがでしたでしょうか。
実際には現金を持っている方でも頭金を出したくないという方はゴロゴロいます。
理由としては昨今の超低金利を考えると手元資金は置いておいた方が良いという事、住宅ローン控除を考慮すると無意味に借入金を減らさない方が良いケースがある事です。
もちろん、住宅ローン審査の結果、借入希望額が減額された場合は、頭金を出していただく必要がありますので、ご注意ください。
このサイトでは他にも具体的なローン取り組みの事例をご紹介しております。ご興味のある方は下記の記事も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
この記事を読んでいただいたあなたに素敵な家が見つかる事を願っています。