1. HOME
  2. 不動産小話
  3. ローンにまつわる話
  4. 住宅ローンモデルケース5(自営業年収400万円&60万円)
ローンにまつわる話
住宅ローンモデルケース

住宅ローンモデルケース5(自営業年収400万円&60万円)

「自営業」という職業を聞いただけで態度が変わる営業マンもいると言われるほど、住宅ローンの世界には給与所得者と自営業者の格差があります。

金融機関の中には、そもそも自営業者に貸す気ないよね?というようなハードルを設けている銀行もあります。

今回はそんなローン受難の自営業者をモデルケースにローン審査の実態をご紹介します。

自営業者が住宅ローンを組もうとすると

自営業の方が住宅ローンを組む場合、多くの金融機関からこんな事を言われます。

物件価格の2割程度を自己資金で用意してほしい・・・

もちろん諸費用も自己資金で出してねって事になるので、3,000万円の物件を買うのに1,000万円近く自己資金を用意しなければなりません。
もはや、貸す気が無いと言っているように聞こえるのですが、気のせいでしょうか。

いまどき2割も自己資金入れる人なんて滅多におりません。
(親からの援助でもあれば別ですが)

そんな金融機関からは不遇の自営業者さんですが、私はわりと自営業者のお客様が多いです。ローンについては、とことんやり切るまで諦めません。

というわけで、本当にかなり苦労したんですが、ご夫婦ともに自営業者のお客様のケースをご紹介します。

自営業者のローン審査データ

物件価格4,880万円
諸費用(オプション工事費込)300万円
自己資金420万円
借入額4,760万円

諸費用分を上回る自己資金がありましたので、これは助かりました。

年齢30代30代
職業建設業(自営業)美容師(自営業)
年収400万円60万円
勤続年数10年7年
既存借入 なし 携帯電話の割賦払い

自営業者のローン審査の結果

先に結果をお伝えしておくと、ローンはなんとか通りました。

今、データを見返していても、本当によくこれで通ったなというのが実感です。
正直、最初にヒアリングした時点ではかなり難しいのではないかと思っておりました。

ただ、自営業者の場合は確定申告書(決算書)まで良く見てみないと判断できないので、かなり色んな書類をご用意いただきました。

この確定申告書や決算書を読み解ける営業マンはレアな存在だと思います。
そういう意味では、私は自分で確定申告をした事もありますし、経営者ですから決算書もある程度読めますので、提案の幅は広いと思います。

自営業者へのローン提案が難しい理由

それにしてもこのお客様の申告書はややこしかったです。

お父様も会社経営されているらしく、その会社との金銭貸借もあったり、減価償却も辻褄が合ってなかったりと、金融機関の担当者に精査してもらうのもかなり時間がかかりました。

奥様も美容師として、ちょっと変わった収入の取り方をされておりましたので、精査するのも一苦労です。従業員のような働き方をしながら請負契約という形で報酬を取る方法でした。こういうケースでは確定申告の際に計上する経費の額によっては、全然収入が無いなんてこともよくあります。

地方銀行にもかなり頑張ってもらいましたが、回答は4,000万円まで借入可能です、という減額回答となりました。

メガバンクは申告書の中身について、「そんなとこ聞く?」というような質問攻めにあいまして、一旦保留にしました。

自営業者の強い味方 フラット35

こんな時に頼りになるのが我らがフラット35。
フラット35での本審査で何とか承認となりましたが、承認となったのは、最初にローン審査の手続きを開始した日からなんと1か月後。

1か月間、書類の提出や確認、既存借入の精査などを繰り返し、お客様も半ば諦めかけた頃に承認の連絡がきました。相当嬉しかった事を今でも思い出します。

時間はかかりましたが、なんと4,760万円の借入が承認されました。
返済比率がかなりシビアな水準だったため、携帯電話の分割払いも完済する条件で審査していましたので、綺麗さっぱり一括で完済していただきました。

当時の金利水準で毎月の返済額が131,361円でございました。

ご実家は岐阜県との事で、もし将来実家に帰るような場合でも資産運用できるような立地、という事でご購入いただいた物件です。

地下鉄駅から徒歩5分以内の便利な立地でしたので、無事にご購入いただけて良かったです。

夫婦で収入合算

自営業者の住宅ローン まとめ

これは本当に上手くいった例ですが、自営業の方でも是非ローン審査にチャレンジしていただければと思います。

自営業者の方で特に気を付けていただきたいのが、確定申告の際に無理やり経費を入れ過ぎないことです。
経費計上するという事は収入が減るという事に直結するので、ローンが組める金額はそれに比例して減ると思ってください。

「それなりに稼いでるんで余裕っす」って言ってた人が確定申告書見たら年収100万円でしたって事がめちゃくちゃ良くあるのでご注意ください。

このサイトでは他にも住宅ローンの具体例をご紹介しておりますので、是非他の記事もご覧ください。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
この記事を読んでいただいたあなたに素敵な家が見つかる事を願っています。

注目記事

オススメ記事

特集記事