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ローンにまつわる話
モデルケース8

住宅ローンモデルケース8(キャッシング300万円:45歳)

住宅営業を始めてから、世の中にはこんなにキャッシングをしている人が多いのものかと認識を改めました。
そんな私でございますので、キャッシングがある事をお伝えいただいても特段驚く事もなく淡々と住宅ローンを通せるように対処していきますので、もし遭遇されましたら、お気軽に告知してください。

キャッシングがあっても住宅ローンは通るのか

さて、本日ご紹介するのはタイトルの通り。
家族に内緒でこっそりキャッシングを抱えている方は気になって仕方がない内容だと思いますので、是非お読みください。

キャッシング4本、借金総額300万円、勤続年数1.5年

キャッシングが全部で4本、その総額300万円、さらには勤続年数が1年半しかない40代半ば(男性)という状況で住宅ローンが組めるのかどうか、という検証結果です。

「よくその状況で家買おうと思ったな」と言われそうな状況ですが、借金を完済してから住宅ローンを組むなんて時間の余裕はないから、買えるもんなら買いたい、というわけです。

なかなかヘビーな案件ですが、依頼を受けたからには最善を尽くすのが真のプロってものです。ご期待に沿えるようノウハウ総動員で頑張ります。
この方を「向こう見ずで計画性が無い」と評価する方もいるでしょうが、私はそうは思いません。

人はいつまで生きているかなんて、誰にも分かりません。
数か月後には死んでしまうかもしれないのですから。

家族で住む家を残したい

それは極論だと言われるかもしれないですが、死んでしまっては家も買えませんし、何より家族に家を残す事もできません。
もし死んでしまったらキャッシングの残債という負の遺産を残してしまいますが、家というプラスの遺産も相続する事ができます。

ここで大事なのは「住宅ローンという負の遺産は相続しないのか」という点です。

世の中のほとんどの住宅ローンには「団体信用生命保険」という保険がセットされております。
これは債務者本人が死亡・高度障害等になった場合に保険金によって債務を完済し、相続人に債務を残さないという実に良くできた制度となっております。

この保険によって死んでしまった場合でも住宅ローンという借金は残さずに家族の住まいを残す事ができるのです。
これが賃貸住まいで死んでしまった場合と大きく違う点です。

お客様はこの事を良くご存知で、年齢の事も考えるとローンを組めるならすぐにでも買いたい、というご要望をいただきました。

もちろん自己資金は無い

なかなかハードな案件ではありますので、年収はもちろんの事、勤務先の内容や業務内容、ご家族の状況等を根掘り葉掘りお聞きしました。詳しくは書けませんが、家族関係もなかなかハードな状況で、なるほど私に相談してきたわけだ、と妙に納得しました。

「あなたなら何とかしてくれると思ったので、よろしく頼みます」
と言われたら、頑張らないわけにはいきません。

キャッシングがあるのに自己資金に余裕があるわけないので、諸費用も含めて借入をご希望でした。
諸費用を借りようとした場合、計算上無理があったため、4本あったキャッシングのうち1本は何とか完済していただく事にしました。
残り3本のキャッシングの明細を確認し、年収から試算した結果、計算上は借りられるのではないか、という状況となりました。

後は、最大の難関をクリアできるかどうか。

個人信用情報という最難関

審査の時点で如何ともしがたいポイントが、個人信用情報に傷が無いかどうかです。

これだけキャッシングを重ねている方は、言葉は悪いですがもはや多重債務者です。ほとんどの金融機関はお金を貸してくれません。

この常用では、相当細かくお金を回していかない限り、入金忘れ等で延滞事故を起こしている可能性が非常に高いです。

もし、この借入状況で延滞事故を起こしていた場合には住宅ローンの審査は絶望的です。
信用情報に問題があるかどうかは基本的に不動産屋が調査する事はできませんので、金融機関に審査を出してみないと明確になりません。
自分の信用情報に懸念がある場合にはローン審査を出す前に信頼できる不動産業者にしっかり相談した方が良いです。
審査を出してからでは取り返しのつかないケースも中にはありますので注意しましょう。

ローン審査の結果

不安と期待の入り混じる中、数日後に結果の連絡がありました。

なんと承認となりました!

つまり住宅ローンが組めるという事です。

私もお客様も大歓喜。

あなたよくそんなに借りてて延滞してませんでしたね、と正直驚きました。
さすが300万円も借金があっても家を買おうという男は何かが違う。

さらに物件の値引きにも成功したため、値引き分をオプション工事に回す事に成功。
家の中のカーテンレールやブラインド、フロアコーティング、シャッター追加、面格子追加、TVアンテナ設置、シーリングファン追加、カーポート追加、バルコニーテラス追加と工事費用も住宅ローンで賄う事ができました。

住宅に使うつもりだった資金でキャッシングを半分程度返済する予定で、オプション工事満載の新築の一戸建てを手に入れつつ、毎月のランニングコストを圧縮するという素晴らしいシンデレラストーリー。

実は、お客様は引き渡し当日まで「本当に家が手に入るのか」と半信半疑だったそうですが、実際に無事お引渡しを終え、それはそれは喜んでいただきました。

まとめ

300万円もキャッシングがあるのに住宅ローンを組めただなんて、勇気が湧きますね。(キャッシングをすすめているわけではありません。)
今思い出しても嬉しい出来事でしたが、このパワフルなお客様と素晴らしい出会いがあって本当に良かったです。
ご家族の皆様で幸せに過ごされる事を願っております。

最後までご覧いただきありがとうございました。
もし、キャッシング等を抱えて住宅を買おうという場合には、まず延滞事故を起こさない事。これを肝に銘じて過ごしてください。

このサイトでは他にも住宅ローンの事例をご紹介しておりますので、気になる方は是非ご覧ください。

この記事を読んでいただいたあなたに素敵な家が見つかる事を願っています。

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